- HOME
- 診療案内
インプラント
インプラントとは、人工の歯根を顎に埋めこむことで失った歯を補う治療法です。安定感に優れ、自分の歯のようにしっかり噛める点が特徴です。当院は、インプラントを長持ちさせるために、様々な取り組みをしながら治療を行っています。
まずは検査をして、手術のリスクを割り出します。当院に導入した歯科用CTを使ってお口の中を撮影していただき、骨の状態をチェックします。歯科用CTはいわば「3Dレントゲン」であり、骨や神経などの外からは見えないものの位置関係を、立体的に把握することができます。そこで得られた情報をもとに、手術の計画を立てることでよりリスクの少ない治療をすることが可能です。
歯科用CTの画像をもとにガイドシステムを作製し、治療を行うこともあります。ガイドシステムとは文字通り手術のガイドになるもので、歯科用CTの画像をコンピューター解析にかけて作製するマウスピースのようなものです。
さらに、お口の中の細菌検査を行い、細菌の量や種類を把握しておきます。細菌が多いと感染のリスクが高まり、手術の成功率が下がるからです。細菌が多い場合はお口のクリーニングを行い、菌の数を減らしたうえで手術に臨みます。このように手術にかかるリスクをあらかじめ回避しておくことに、当院はこだわっています。
また、インプラントを長持ちさせるには定期的なメンテナンスが欠かせません。当院は、インプラント治療を行った患者さまに3ヶ月に1度の定期検診をお願いして、インプラントの状態を管理しています。手術の前も、その後も、責任を持った治療提供を心がけています。
歯周病治療
歯周病にかかると歯を支えている歯ぐきと骨がやせていき、最後には歯が抜け落ちてしまいます。当院はそのような恐ろしい歯周病の進行を防ぐために、病気の原因を根本から取りのぞく治療を心がけています。
まずは、病気の進行度を確かめるために検査を行います。ときにはお口の中の細菌を採取して顕微鏡で拡大し、モニターに映し出すこともあります。また、ご希望の方には、さらに詳しく菌の種類や数を調べられる別の検査をご案内しています。どちらの検査もお口の状態チェックに加え、患者さまにご自身のお口の状態をしっかり理解していただくために必要だと考えています。
歯周病の一般的な治療法は、器具を使って歯の汚れを落としていく方法です。さらに当院はより症状が重い方のために、外科処置をともなう歯周病治療も行っています。こちらは外から汚れを落とすよりも効率的に、症状を改善できる見込みがあります。
しかし、外科処置には不安があるという方もいらっしゃるでしょう。そのような方にはお薬による歯周病治療がおすすめです。この方法ではお口の中の細菌を確かめて、それを減らすことができるお薬を処方します。当院はその方の症状や、ご要望に合わせた治療をご用意しています。
入れ歯・義歯
当院は患者さまが入れ歯に対して持っている「合わない」「壊れた」といったご不満に応えたいと思っています。そのために様々な種類の入れ歯をご用意して、患者さまごとのニーズに添う努力をしています。また、より良いものをご提供するために、製作の過程にもこだわっています。
例えば、入れ歯の厚みや大きさが気になっている方には、金属を利用した入れ歯がおすすめです。金属を使うと強度を維持したまま入れ歯を薄くできるので、お口に入れたときのフィット感が良くなります。
入れ歯が当たって痛いという方には、シリコンでできたやわらかい入れ歯が良いでしょう。このタイプの入れ歯は痛みをやわらげるだけではなく、吸盤のように吸い付くので外れにくいというメリットがあります。
種類をたくさん用意するだけではなく、一つひとつの作りにもこだわっています。歯の型取り、配列を工夫して患者さまのお口にしっかり合うように努めます。入れ歯に関するお悩みは、ぜひお気軽にご相談ください。
一般的な歯科診療
歯科治療に対して「痛い」「怖い」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。当院はそのような方のために、痛みと恐怖心をやわらげる工夫をしています。
麻酔注射をするときは、あらかじめ歯ぐきの表面に麻酔を塗っておき、針のチクッという刺激を抑えています。また、注射器は細い針をつけた電動のものを使います。針は細いほど痛みを感じにくくすることができ、電動の注射器で一定の速度を保ちつつ麻酔液を入れることで、刺激を抑えることができるからです。さらに、麻酔液は冷たいと痛みを感じやすくなるので、人肌に温めておきます。
注射が苦手な方や、極端に恐怖心が強い方には、笑気麻酔という麻酔もご用意しています。これは口から吸えるタイプのものなので、注射の必要がありません。また、麻酔の持つリラックス作用により、痛みだけではなく恐怖心もやわらげることができます。患者さまの心と身体に配慮し、負担の少ない治療を行っています。
小児歯科
初めて来院するお子さまのほとんどは、慣れない環境や、治療に対して不安を感じています。当院はお子さまが楽しく通えるように、その気持ちに配慮した治療を行っています。
例えば、怖がっているお子さまを無理に治療することは基本的にありません。そのお子さまができる範囲のことだけをして、少しずつ医院や治療に慣れていってもらいます。いやな思いをしてしまうとその体験がトラウマになり、お子さまの先々の通院に支障が出かねないからです。
また、親御さまには、小さいうちから通院することの大切さをご理解いただきたいと思っています。定期的にお口の健康チェックを受けていれば、虫歯の早期発見・早期治療ができます。さらに当院は、歯を強くする作用のあるフッ素の塗布や、奥歯の溝をプラスティックで埋めて磨きやすくするシーラントという処置をご用意して、お子さまの虫歯予防をサポートしています。
小さなお子さまの場合、自分ではなかなか器用に歯を磨くことができません。そこで当院は親子で受けられる歯磨き指導を実施しています。歯ブラシの使い方はもちろん、フロスの選び方まで、歯科衛生士がていねいにご指導いたします。当院と一緒に、かけがえのないお子さまの歯を守っていきませんか?
予防歯科
虫歯や歯周病を治療することは大切ですが、それ以上に治療を必要としないように予防に取り組むことが大事です。当院は歯の健康を気づかう方のために予防に力を入れています。
初診時にはまず、歯周病の検査をします。歯周病には目立った症状がなく、患者さま自身が気づかないうちに進行しているケースもよく見られるからです。歯周病が見つかった場合は、その進行を食い止めるための取り組みをご案内します。
歯周病予防でも、虫歯予防でも、大切なのは患者さまご自身による行き届いたお口のお掃除です。当院では歯科衛生士が、歯ブラシの持ち方からていねいにご指導しています。将来まで歯を残すために、ぜひ一度お越しいただければと思います。
歯科口腔外科
当院は親知らずの抜歯にも対応しています。とはいえ、親知らずがあるからといって、すべてを抜く必要はありません。まずは抜くべきかどうかの判断を含めて、お気軽にご相談ください。
親知らずはまともに生えて機能している分には、残しておいて良い歯です。むしろ抜かないことで、後々ブリッジや入れ歯の土台に利用したり、移植したりできることもあります。逆に複雑な生え方をしている親知らずは汚れがたまりやすかったり、前にある歯に悪い影響を及ぼしたりすることがあります。異常が出る前に抜いてしまいましょう。
しかし、患者さまご自身では、歯が正常な生え方をしているかどうかの判断は難しいと思います。親知らずのことでなにか気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
美容診療
被せ物・詰め物には、いろいろな種類があります。当院はそれらの素材の中から患者さまがご自身に合ったものを選べるように、事前にご要望をしっかり汲み取っています。
被せ物・詰め物を入れたいとお考えの方には、まずアンケート用紙をお配りします。用紙には見た目の美しさ、耐久性、費用面などに関する質問があり、それらに答えていただくことで患者さまに合った素材が見繕える仕組みになっています。最後に素材を決めるのは患者さまですが、あらかじめご要望をお聞きしておくことで、より良いご提案ができると思っています。
患者さまが選ばれた素材をしっかり入れるために、治療にもこだわっています。素材を加工するときや虫歯を削るときは、8倍の倍率の拡大鏡を使います。肉眼ではとらえきれない微細な誤差もないように気をつけています。
実際に被せ物を作るのは歯科技工士という職人です。そのため当院は、その歯科技工士との連携を密に取っています。自由診療の場合は歯科技工士が当院まで出向き、直接患者さまのお口の中を見させていただきます。そうすることで、周りの歯に自然に馴染む、きれいな色味と形の被せ物ができあがるように努めています。
矯正歯科
当院では月に1回、担当の歯科医師が来院し、矯正治療を行っています。初回相談は無料です。歯並びでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
矯正をして歯並びを整えると、見た目の改善はもちろん、歯の機能の改善も見込めます。凹凸がない、きれいに並んだ歯は歯ブラシが届きやすく、磨きやすいからです。特にお子さまの場合は歯並びを整えることで将来の虫歯・歯周病リスクを減らせることがあるので、早めの矯正治療をおすすめします。
矯正はまとまった期間がかかる治療です。だからこそ当院は、患者さまに納得したうえで治療を受けていただきたいと思っています。矯正治療をお考えの方には、細かい治療説明に加え、小冊子をお渡ししていますので、ご自宅でじっくりご検討いただければと思います。